クリストフ・ガンズ『ジェヴォーダンの獣【字幕版】』

ジェヴォーダンの獣 ― スタンダード・エディション [DVD]

ジェヴォーダンの獣 ― スタンダード・エディション [DVD]

偶然、放送してたので簡易感想。
あまり洋画のレビューなどは得意ではないので、だらだらと。
ルイ15世統治時代。
フランス中南部の辺境地ジェヴォーダンで、その事件は起こった。
ジェヴォーダンの野獣〉が、百人以上の人々を惨殺したのだ。
その被害者の殆どは女と子供。
パニックがジェヴォーダン地域を包み込み、恐ろしい噂はパリまで届いた。
時の国王ルイ15世は、最も優秀な兵士達を 野獣退治のためジェヴォーダンへ送ることにした。

洋画は稀に観賞しますが、こういったフランスの作品は初見です。
タイトルからしてモンスターの惨殺作品かと勘繰っていたのですが当たりのようでした。
なんたらの獣と来たらドキュメンタリーが相場かな、と落胆しつつあったのですが、中盤辺りの展開から、怪物が戯れる作品が好みなんだと物語そっちのけで意識してました。
ストーリー展開に関しては特筆することはないかな。鉄の牙が発見されたときは、狼への罠で自滅したのかと思ってたのですが、怪物を直球で出してくるとは夢想だにしませんでしたね。
ところで狼とライオンってどちらの方が優位なんでしょう。動物としての能力を比較したとして。
武装したライオンが狼に追い詰められていたので。やはり数なのかな。
身体差別するつもりはないですが、フランスの主演男優の方々は皆特徴があっていいですね。なんかダンディですよね。惚れるよね。
個人的に"血の踊り"という狼と会話する儀式が見たかったのですがカットされてましたね。インディアンは凄いです。森と会話したり瀕死な少女を怪しい薬で復活させるのですから。
私の目に狂いがなければ魔女とのラブ臭がマニに漂っていたのですが見当違いのようでした。残念です。
またジャンの三節棍には驚きました。だって自滅するんだもの。近親相姦に燃える男はやはり一味違いますね。惚れました。
演技中ずっと腕を畳んでいたのかと思うと感心してしまいます。
それはそうと、フロンサックの蘇生に関してですが、カルト作品ではデフォルトなのでしょうか。主要人物が次々と逝ったの焦りましたが、こんなのはアリなのかと。
あとは書くことはないかな。